労災二次健康診断
労災二次健康診断が無料で受診できます!!
働く人の過労死を防ぐために、厚生労働省は労災保険による「二次健康診断等給付」事業を設けています。この制度は、職場の定期健康診断の結果、一定の条件を満たした方に対し、脳・心臓疾患の発症の予防を図るための二次健康診断と特定保健指導を無料で利用できる事業です。
※保険料へ影響することはありません。
●受診費用は、全額国が負担します。(総額3万円程度)
●当会では、申請手続きをサポートいたします。
対象者
一次健康診断の結果で下記4項目すべてに異常所見が見られる方
①血圧検査 ②血中脂質検査 ③血糖検査 ④BMIまたは腹囲測定
検査内容
二次健康診断(脳血管・心臓の状態の把握)
・頸部超音波検査(頸部エコー検査)・・・脳に入る動脈の状態(プラークの有無)を直接観察する検査
・胸部超音波検査(心エコー検査)・・・心臓の弁の状態や壁の厚みなどを直接観察する検査
・空腹時血中脂質検査・・・脂質異常症及び動脈硬化の進行度を把握するための検査
・空腹時血糖値検査・・・糖尿病発見の手がかりとなる検査
・ヘモグロビンA1c検査・・・過去1~2か月間の平均的な血糖の状態を把握できる検査
・微量アルブミン尿検査・・・尿中の微量の蛋白を測定し、早期の腎症を発見するための検査
労災二次特定保健指導(脳・心臓疾患の発症の予防を図るための指導)
・栄養指導・・・適切なカロリーの摂取など、食生活上の指針を示す指導
・運動指導・・・必要な運動の指針を示す指導
・生活指導・・・飲酒、喫煙、睡眠等の生活習慣に関する指導
『死の四重奏』をご存じですか
「内臓脂肪型肥満」の人が「高血圧」「脂質異常」「高血糖」の危険因子を2つ以上持っている状態をメタボリックシンドロームといいますが、この危険因子を4つすべて持っている状態が特に「死の四重奏」と呼ばれています。
たとえ危険因子ひとつひとつの検査値は大したことがなくとも、これらの病気は互いに合併しやすく、しかも合併することでより動脈硬化の進行を加速させます。この状態を放っておくと自覚症状のないまま病状が悪化し、心臓疾患や脳血管疾患などの重大な病気を引き起こしてしまう可能性が高くなります。
生活習慣病の進行⇩
不健康な生活習慣
・乱れた食生活・運動不足・過度の飲食・喫煙・ストレス・適切な休養がとれていない
内臓脂肪の蓄積(体重の増加)
・肥満・高血圧・脂質異常・高血糖
生活習慣病の発生
・肥満症・高血圧症・脂質異常症・糖尿病
動脈硬化の進行
重症化・合併症の発症
・虚血性心疾患・脳卒中・糖尿病の合併症
生活機能の低下
●半身の麻痺 ●日常生活の支障 ●認知症
死 亡
注意事項
・一次健康診断を受診した日から3か月以内にお申し込みください。
(3か月を過ぎた場合、給付を受けることができません)
・1年度に1回のみ受けることができます。
~対象外となる方~
・脳疾患・心臓疾患の治療中および症状のある方
・労災保険における特別加入者の方(経営に携わる方やそのご家族等)(
実費有料にてご受診いただけます)
・労災保険に加入していない方(公務員災害補償法適用者等)
ネット予約
※令和7年3月までのご予約は満員となりました。
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