将来、心不全になる危険性の予測や、心臓にかかっている負荷の程度を調べます。
高血圧、糖尿病、脂質異常症などにより動脈硬化が進行すると心臓に負荷がかかることが知られています。負荷がかかると分泌されるホルモン「NT-proBNP」を測定することで、心臓の状態を知ることができます。
・血糖値、血圧が高い方
・肥満、メタボ気味の方
・喫煙習慣がある方
・夜中によくトイレで起きるようになった方
・ドキドキと動悸することがある方
・痰や咳が出る。夜中に息苦しくなる方
・階段や坂道などで息切れがしやすくなった方
心臓病は、死亡原因の第2位であり、突然死の危険がある恐ろしい病気です。
NT-proBNPの測定は、自覚症状のない心臓病や健診時の心電図検査で異常のなかった方でも心臓の機能低下を検出できるため、早期発見に有用です。
NT-proBNP異常群204名中、72名は心電図検査では異常を発見できませんでした。