尿中アルブミン検査は、尿定性検査で検出できないわずかな量のアルブミンを測定する検査です。これにより腎臓の異常を早期に発見し、早期治療に繋げることができれば、進行を防ぐことができます。
・血糖値、血圧が高い
・健診で尿蛋白(±)が続いている
・ご家族に糖尿病、心血管疾患の方がいる
アルブミンとは、血液中に存在するたんぱく質のことです。腎臓は血液中の老廃物などをろ過して尿を作ります。体に必要なアルブミンは通常、尿中にほとんど検出されませんが、腎臓に異常が起こると尿中に出てくることがあります。
腎臓に負荷がかかっている状態が続くと、尿中にたんぱく質が出現します。それを放置しておくとやがて慢性腎臓病となり、最終的に透析療法が必要になります。
(病気がみえるvol.3 糖尿病・代謝・内分泌 第5版 P91改変)