2024年7月 1日
肝臓は「沈黙の臓器」といわれており、脂肪肝など肝臓に負担がかかっても、症状が何もなく、発見された時にはすでに進行していることが多い臓器です。今回は、脂肪肝を予防するためのポイントについてご紹介します。
肝臓に脂肪が多くたまった状態を脂肪肝といいます。脂肪肝には、アルコール性の脂肪肝と、非アルコール性の脂肪肝があります。
脂肪肝をそのままにしておくと、肝炎から肝硬変(肝細胞の破壊が繰り返されたことで、肝臓が硬く、小さくなった状態)さらに肝がんが進行してしまう恐れがあり、命にかかわることがあります。
・糖質や脂質が多い食品は控える
糖を含む清涼飲料水、缶コーヒー、揚げ物、炒め物、菓子パン、洋菓子など
・青魚や緑黄色野菜を積極的にとる
・アルコールは適正量を守る
以下が目安です。女性はこの半分が目安です。
・有酸素運動(ウォーキングやジョギング、水泳など)筋力トレーニングを組み合わせて行うと効果的です。関節に負担をかけない程度の負荷で、無理のない範囲で行いましょう。
参考:「NAFLD/NASH診療ガイドライン」
(健康づくり推進課 古屋郷子 2024.7)