2023年12月 5日
今年の秋から、全国的にインフルエンザ流行拡大が続いています。新潟県では11月に入ってすぐに、インフルエンザ注意報が発令されました。
感染の拡大を防ぎ、自分の身を守るためには、正しい知識と感染予防対策が重要です。
今回は、インフルエンザと感染予防対策についてお伝えします。
インフルエンザウイルスが鼻やのどの粘膜に感染して起こる病気で、高熱や頭痛、筋肉痛や関節痛等の全身症状を起こします。
感染した人の咳やくしゃみなどによってウイルスが飛び散り、それを吸い込むことによって感染します。
ウイルスが付着したものを触った手で、口や鼻の粘膜を触ることで感染します。
感染を防ぐためには、飛沫感染や接触感染といった感染経路を断ち、ウイルスに負けないように環境や体調を整えることが大切です。
1.ワクチン接種
インフルエンザワクチンの予防接種には、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果があります。
2.こまめな手洗い
ウイルスの体内への侵入を防ぐため、帰宅後、トイレの後、食事の前には、石鹸で手洗いをしっかり行いましょう。
3.マスクの着用
飛んでくるウイルスを物理的に防御することができます。人混みに出る時や、自分が咳をしているときはマスクを着用しましょう。
4.人混みを避ける
人混みにはインフルエンザ感染者がいる可能性が高く、また、密集しているので感染が一気に広がる恐れがあります。可能な限り人混みを避けましょう。
5.適切な温度管理とこまめな換気
空気が感染すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを活用し適切な温度(50~60%)を保ちましょう。また、室内ではこまめに換気をしましょう。
6.規則正しい生活
抵抗力を高めるために、適度な運動を行い、睡眠はしっかりとり、バランスの良い食事をとりましょう。
参考:令和5年度今シーズンのインフルエンザ総合対策について 厚生労働省
健康づくり推進課 古屋郷子 2023.12