2018年12月27日
サルコペニアとは、筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態のことで、ギリシャ語のサルコ(筋肉)とペニア(喪失)という言葉を組み合わせた造語です。転倒、骨折、寝たきりなどの原因にもなるため、筋力低下を予防することが大切です。
サルコペニアはその原因によって大きく2つに分類されます。
サルコぺニアの診断基準は、歩行速度、握力、筋肉量測定でおこなわれています。正確な診断は専門の医療機関でおこないますが、サルコペニアの自己チェックをすることができます。
①横断歩道を青信号で渡り切れない
②手すりにつかまらずに階段を上れない
③ペットボトルのキャップが開けにくい
※上記の①に加え、②③も当てはまる場合は要注意です。
①バランスのよい食事をこころがけましょう
主食(ご飯・パン・麺)、主菜(肉・魚・卵・大豆製品)、副菜(野菜・海草・きのこ)を揃え、バランスの良い食事を1日3食とることが大切です。
また、主菜は筋肉の材料となる「たんぱく質」を多く含みますので、赤身の肉・魚などの動物性たんぱく質と、大豆製品などの植物性たんぱく質をバランスよくとりましょう。
②運動習慣を持ちましょう
筋肉量を増やし、筋力や身体機能を改善するためには、運動として下肢及び体幹の筋力トレーニングの実施と、低強度の有酸素運動が有効的とされています。ウォーキングなどの有酸素運動と、スクワットや腿あげなどの筋力トレーニングをおこないましょう。
なお、治療中の方は運動の実施について主治医にご相談ください。
③生活習慣を整えましょう
睡眠不足、不規則な生活、強いストレス、喫煙、過度の飲酒などの生活習慣は、身体活動の低下や低栄養、生活習慣病などを引き起し、サルコペニアの要因をもたらします。毎日の生活リズムを整えることが大切です。
参考:健康長寿ネット
( 健康づくり推進部 源氏 富貴子 2019.1)