2018年9月26日
9月号では、身体活動の考え方と、生活活動の目安についてお伝えいたしました。
今回は、「身体活動編 その②」として、運動の種類と目安についてお伝えいたします。
運動には、ストレッチング、有酸素運動、筋力トレーニングの3種類があります。効果的に、安全に運動するために、この3種類の運動を組み合わせて行うことが勧められています。
各運動の図表には、それぞれの活動のメッツ(〇で囲んだ数字)と「1メッツ・時」に相当する活動の目安時間(黒色の数字)を示しています。
それぞれの活動の、1メッツ・時に相当する時間は60分間÷メッツで計算することができます。
筋肉を安全に効果的に伸ばす準備運動です。
【効果】
【ポイント】
はずみをつけず、10~30秒かけてジワジワ伸ばしましょう。無理せず、気持ちの良いところまで伸ばして止めます。伸ばしているところに意識を向け、呼吸は止めずゆったりと行いましょう。
ウォーキング、水泳など、運動中に必要な酸素を取り入れながら行う運動です。
【効果】
生活習慣病の予防と健康づくりのために有効な有酸素運動量の目安として、1週間に4メッツ・時、息が弾み、汗をかく程度(4~5メッツ以上)の運動が推奨されています。
一部の筋力を力強く動かし、筋肉を太くたくましくする運動です。
自分の体重や器具などを使う動的トレーニングと、器具などを使わない静的トレーニングがあります。
【効果】
【ポイント】
筋肉の損傷を防ぐために、1~2日おきに行うことがコツです。ある方向へ6~10秒、全力で力を入れる、これを3回1セットとして、2~3セット繰り返し行うことが目安です。
参考:健康づくりのための身体活動基準2013
(健康づくり推進部 宗村 綾香 2018.8)