2017年10月19日
平成28年に行った国の調査では、日常生活で悩みやストレスがある方は、全体の約半数に相当する47.7%でした。ストレスによるメンタルヘルス不調を防ぐためには、早めにストレスに気づき、自分で対処することが大切です。今回は、ストレスとの上手な付き合い方についてのお話です。
ストレスとは、外部からの刺激「ストレッサー」によって生じる、こころや体の変化や歪みのことをいいます。
適度なストレスは、自己の成長を促してくれますが、ストレスが大きすぎたり、長期間であったり、また、複数の刺激が同時に加わったりすると、こころや体が対応しきれなくなり、反応が現れます。
ストレス要因には、右図の3つがあり、男女ともに30~50代の方に多くなる傾向があります。
ストレス反応は、心理面、身体面、行動面の3つに分けられます。以下のストレス反応が長く続く場合は、過剰なストレス状態に陥っているサインと考えられます。
・心理面
活気の低下、イライラ、不安、抑うつ(気分の落ち込み,興味・関心の低下)など
・身体面
体のふしぶしの痛み、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠など
・行動面
飲酒量や喫煙量の増加、仕事でのミスや事故、ヒヤリハットの増加など
・こころの相談 にいがた(0570-783-025)
・よりそいホットライン(0120-279-338)
参考:働く人のメンタルヘルスポータルサイト こころの耳
( 健康づくり推進部 宗村 綾香 2017.11)