ウロビリノゲンは、胆汁として十二指腸に排泄されたビリルビンが大腸で腸内細菌によって分解されたものです。そのほとんどは、大便に混ざって体外へ排泄されますが、一部は腸管から吸収され、その大部分は肝臓で再びビリルビンとなり、一部は腎臓より尿中へ排泄され、弱陽性(±)となるのが正常です。肝細胞に障害があり、ビリルビンの再合成が低下すると、尿中に排泄されるウロビリノゲンが増加し、なお、一過性に、肉食、飲酒後や運動後、疲労時などに陽性となることもあります。
・(±)
・人間ドック