尿検査
尿検査とは?
尿検査は、尿中の蛋白、糖などの有無や各種の細胞を検査することにより、腎臓や尿路系の疾患のみならず、糖尿病、肝臓病などの疾患を発見する手がかりとなる大切な検査です。
腎臓は、血液によって体内から運ばれてきたいろいろな物質のうち、身体に必要な物質は再吸収し、逆に体に不要な物を分離し、余分な水分とともに尿を作成し、これを排泄しています。従って、腎臓や尿路系に異常が起こると、排泄してはいけないものを尿とともに排泄したり、排泄されるべきものが排泄されなかったりしてしまうことになります。このようなことから、尿検査はいろいろな疾患を発見するために重要な検査です。
Column~コラム~
高血圧予防には減塩対策が有効です
県内初!!推定塩分・カリウム摂取量測定が人間ドック基本項目に
日常生活で摂取した塩分やカリウムは摂取量に見合った排出量があり、尿中の排泄量を測定することで、1日の摂取量を推定することができます。
県内では当会が初めて人間ドックの基本項目として導入し、全受診者に測定を行います。
まだまだ日本人は塩分を取り過ぎ、更に新潟県は全国平均より塩分多め!!
日本人の食塩摂取量は年々減少傾向を示していますが、未だに10.0g以上と厚労省の定める男性7.5g、女性6.5gを大きく上回っています。
新潟県は全国平均より高い値に推移し、胃がんの死亡率3位、脳卒中の死亡率5位と塩分の取り過ぎによりかかりやすい病気が高い順位を示しており、減塩対策が必須です。
意外と知られていないカリウムの働き
カリウムの働きはご存じですか?野菜や果実に多く含まれるカリウムは体内の余分な塩分を排出し、血圧を下げる働きがあります。1日の摂取目標量は
男性3,000g/日以上、
女性2,600mg/日以上とされています。塩分とカリウムのバランスをみることで、食生活改善の目安となります。